超時空要塞キクロス

キクロスとは菊池市生涯学習センターのことです。友の会の会員が除名覚悟で書いております。

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

光る君へ(10)

光る君へ第10回。面白かった。45分の中に(テーマ曲や回想、紀行を除けば実質40分)三つのエピソードが盛られて飽きさせない。吉田羊。本当に貫禄が出てきた。かつての「草燃ゆる」で主演を務めた岩下志麻(北条政子役)を思わせる。政治では摂関の時代、…

光る君へ(9)

あざとい。死の床にあったと思われたが、実は兼家が回復していた。晴明に天皇の愛寵・忯子(よしこ)が成仏出来ないままであるとの噂を広めさせた・・・。あざといがドラマとはこういうものなのかも知れない。是とすべきか。 話は変わるが、つい先だって職場で…

光る君へ(8)

◎段田安則=藤原兼家 ×岸谷五朗=藤原為時 ◎吉田羊=藤原詮子 ◎秋山竜次=藤原実資 ◎黒木華=源倫子 ×ユースケサンタマリア=安倍晴明 ここまでは書いた。今回のように学者らしくあって欲しいというまひろの願いとは裏腹に、岸谷五朗に、その学問の匂いがな…

夏休みの自由研究/4

夏休みの自由研究/3 - 超時空要塞キクロス (hatenablog.com) の続き。 本当に楽にできるやつ。 ①この暑い中朝から停電だと! ②冷蔵庫の中とか心配になるよねー ③全国で熱中症で救急搬送された人は 12,666人 1日平均で約 1,800人 救急搬送 消防隊員は猛暑…

7月の総復習い

お復習(さら)いです。 ・・・と、その前にMARU×MARUさん、弊ブログの読者になってくださってありがとうございます。貴兄が29人目です。それから、なるべく読者になっていただいた方には御礼を申し上げているつもりです。「あれ?俺んとこには挨拶…

往復ビンタ

毎年、新社会人デビューの時に書いてきた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 何年も似たようなことを書いてきた気がするが、新入社員が入ってくる時期が来た。それを迎える諸兄諸姉には申し上げておきたい。新人には粘り強…

即興童話シリーズ~三郎君とお〇ぱい

三郎君は小学五年生にしては、ちょっとおませです。 生理、妊娠、セックス…ここでは、あまり詳しく書けませんが、三郎君はよく知っています。本を読んだり、習ったことを復習したりするまじめな子ですが、こういったエッチなことまで予習してしまっているの…

即興童話シリーズ~三郎君の孤独

三郎君は第二次世界大戦のユダヤ人の迫害される姿をえがいた本を読んで、かなり気分がまいっていました。 先生がなにげに「みんなは何をしているときが一番楽しいかな?」ときいてきた時に、「本を読んでいる時です。」と答えたのです。他のクラスメイトは「…

源氏物語を読んで考えたこと (2)験

げん【験】 の解説 1 仏道修行を積んだしるし。特に修験者の行う加持祈祷 (かじきとう) のききめ。2 ある事を行ったことによるききめ。効果。 「こんな姑息手段で断えず額を冷やして見たが、一向はかばかしい―もないので」〈漱石・門〉3 縁起。前兆。「験…

光る君へ(29)

【ネタバレ】2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』第29話あらすじ | 空飛ぶかにいくら (kaniikura.com) あらすじは上記を読まれたし。盛りだくさんなだけ。 しかし、ウソは辞めて欲しいな。『枕草子』程度で道長の地位が危うくなるなんてことはないからな。 あ…

源氏物語を読んで考えたこと (1) 読書に正解はあるか

小学校5年くらいだったと思う。学校では光村図書のものを使っていた。ケストナーだったかフォークナーだったか忘れたが、高名な作家だった。ともかく、その著者が自分の母親の読書姿勢を批判する文章が掲載されていた。【私の母は、本を読む時に最初の二十…

近道は坂道

近道は坂道 きみのただいまに 間に合いたくて 全身で漕ぐ 昨日のNHK短歌の第一席。これは素直に良いと小生も思った。新婚さんか同棲しているか。彼女が普通に勤務していて、こっちは夜勤明けだ。彼女が出勤するその前に家に帰り着いて自分の言う「ただい…

即興童話シリーズ~三郎君の剣道

三郎君は剣道クラブを辞めることにしました。 自分から入ったのではなく、四年生になったのをきっかけにお父さんから「剣道をやってみろ」と言われたのです。気か進まなくて「イヤだな」と言いました。「剣道は俺も中学・高校とやっていた。とてもいいもんだ…

パリオリンピックへの関心

ゼロ。だったのだが、ニュースでやっているとつい見てしまうわな。 しかし俵万智の短歌はいいねぇ。

即興童話シリーズ~三郎君の作文

三郎君は作文を書きました。「自由に書いていいよ」ということだったので、自分のことを書くのではなく、物語を作りました。 ひろし君は豊かとは言えない家の子でした。小学校1年の時からお金を少しずつ貯めて、デジカメを買おうとしていました。家電店員の…

司馬遼太郎の大阪人気質

司馬遼太郎作品採点 - 超時空要塞キクロス (hatenablog.com) 主だった長編作品の採点表は前に書いた。 斉藤一人さんが、最高傑作として『難波村の仇討ち』を挙げていた。短編としては長く、中編としては短いといったところか。傑作である『俄』と同じく、大…

夏休みの自由研究/3

自由研究;続き - 超時空要塞キクロス (hatenablog.com) 今度は先生向け。といっても現役の先生ではなく、先生や保母さんを目指している人たち向けに書きます。 半年前まで働いていた職場に保母さんを目指す人がアルバイトで入った。もうぼちぼち卒業(つまり…

くまモンはなぜウケたか?

気が付いている人、実はかなり少ないと思う。 大きい理由のひとつは、黒・赤・白の三色であること。グルメフェアでナイフとフォークを持たされるまでは三色だった。 色彩的にもシンプルであることがインパクト。 小生も描いてみた。さすがに色鉛筆の黒で塗る…

自由研究;続き

夏休みの自由研究 - 超時空要塞キクロス (hatenablog.com) の続き。地元限定で書くよ。 熊本駅~菊池温泉間の時刻表がどうなっているのか。どこを通るのか。バスが往復するルートは自家用車で通るお馴染みの道とは違う。 菊池~大津間のバスのルートも同様。…

菊池郡歌をご存じの方

菊池公頌徳歌 (菊池郡歌) 鞍岳矢筈の峰聳え 良田沃野相臨み 蜿々貫く菊池川 迫間の川の水清く 雲上城下に花香り 観月城址に月冴ゆる 山水秀美の境こそ 名に負う我が郷菊池郡 これを後世に残したいと思います。この歌をご存じで音符の書ける方がおられれば再…

読書感想文は無理がある

夏休み子どもシリーズと化してしまった。仕事の関係で今朝は更新できなかったが、日常の合間を縫って、菊池市図書館友の会の一会員が除名覚悟で書いております。 読者になってくださった方にはご理解いただけると思いますが、超時空要塞キクロスなんてふざけ…

右と左

夏休みなんで子ども向け(?)の話をもうひとつ書いておきます。 小生は小学校1年生くらいまで右、左が分かりませんでした。かなり鈍くさい子だったのです。教える方は「そんなの常識だ」とばかり、“お箸を持つほうが右”と言います。小生も右利きですから確か…

夏休みの自由研究

書き忘れていたことがあります。菊池市の(別に合志や大津の子が読んだってかまいはしません)小学生にお伝えしたいことがある。 楽してできる夏休みの自由研究 ①近くにあれば、の話になるけどコンビニの駐車場に何台クルマが停まっているか時間ごとに調べる(…

賢いということ

賢いと言っても色々だろう。事業を興して成功する、学者として名声を手にする、社会に大きな貢献をする、良妻賢母である…などなど。(あ、しまった。賢母って何ですかって訊かれると困るな) 昨日数学の話を書いたが、勉強のできる賢さを持った子は、あの手の…

たまには数学で…の解答

※ここでは5÷2という書き方をしません。5/2のような書き方をします。 A1先にアルファベットのカードを間隔を置いて並べ、その端や間に1と2を並べるイメージで小生は考えた。 △ A □ B ○ C ☆ △に1・2 □に1・2 ○に1・2 ☆に1・2と数字を2枚…

たまには数学で遊びましょう。小学生も挑戦してみよう。

Q1A,B,C,1,2と書かれた5枚のカードがある。このカードを5枚とも並べ、文字の書かれたカードはアルファベット順になり、同時に数字の書かれた数字は小さい順に並んでいる場合は何通りあるか。 ※つまりC12BAはアルファベット順がおかしいので…

令和に読み継ぎたい三冊

2020年文藝春秋1月号に、「令和の今こそ読みたい本3冊」だったか、そういう企画があった。この雑誌は読者に手に取ってもらおうと、「昭和を代表する日本人の100人」とか「平成を象徴する100冊のなんとか」とかみたいな特集をくり返し、官報みた…

陸の孤島・菊池

熊本の震災があった時に分かった。 同じ(ドラッグストア)コスモスでも山鹿の方が復旧が早く、菊池市内のコスモスは閉店中だった。あの時は結構山鹿まで買い物に行った。 鉄道も高速道路も通ってないのは、島嶼部の天草市と上天草市、内陸では山鹿市と菊池市…

光る君へ28回 おまけ

紀行で出てきた歌。 夜をこめて 鳥の空音(そらね)は 謀(はか)るともよに逢坂(あふさか)の 関は許(ゆる)さじ 夜がまだ明けないうちに、鶏の鳴き真似をして人をだまそうとしても、函谷関(かんこくかん)ならともかく、この逢坂の関は決して騙そうとしても許しま…

光る君へ(28)

先刻紹介した田辺聖子の『むかし・あけぼの』から ソツのない実務家、切れ者の能吏、と世間では思われていらっしゃる行成の君は、ほんとうは感性がゆたかで知性ある詩人なのだ。だからこそ、わたしはかねてからこの人を、(大物、どこかふつうの人とはどこか…