超時空要塞キクロス

キクロスとは菊池市生涯学習センターのことです。友の会の会員が除名覚悟で書いております。

駿台の英語

A sensitive and skillful handling of the language in everyday life,in writing letters,in conversing,making political speeches,drafting public noticies,is the basis of an interest in literature.Literature is the result of the same skill and sensitivity dealing with a profounder insight into the life of man.
「毎日の生活において、言葉を注意深く遣うこと、例えば手紙を書くとき、会話、あるいは政治的な演説を行うときに、公式の通知を書き起こす時にでも然りだが、そういったことは文学への関心の基本になる。文学は同様の熟達と感度が人間の生活の奥深い考察からもたらされる結果である。」
伊藤和夫「英文解釈教室・新装版」の一番最初の演習文。なんという工夫だろうかと今さらながら驚く。やっていれば国語力まで伸びるだろう。
坪内祐三駿台で伊藤先生の授業を受けたという。「とても論理的で、その構文主義は数学や物理に通じる美しさがあった。単なる受験のための英語ではなかった。」と書いている。(ここまでは数ヶ月前に書いたもの)

時間がなくてもやりくりして本を読もう。長編を少しずつ読む。ダメなら短編を読む。あるいは詩や短歌、俳句といった韻文でもいいのである。

 

>鯛のようなグルメにありつけない

>桜のような美しいものに触れることのできない

>月は誰だって拝める

>月を楽しむ

前々項で以上のような言葉を遣った。

“美しい物を”①愛でる、②愛する、③眺める、④味わう、⑤吟味する、⑥鑑賞する…受ける動詞は様々。読書は語彙を豊かにしてくれる。読む(インプット)と同時にツイッターやブログで書いてみる(アウトプット)ことが肝要であり、今の世の中では可能である。