超時空要塞キクロス

キクロスとは菊池市生涯学習センターのことです。友の会の会員が除名覚悟で書いております。

「あたらしい小説」と「あたらしいCM」

 読み手にじかに触れ、内にとどまる小説というのは、奇抜なものでも斬新なものでもないと思っています。このことをどうしても書きたい。自分が書かねばならない、今書かないわけにはいかぬ、という思いから立ちあらわれる小説こそが、読み手に触れる力を持つ、かつあたらしい小説だと私は思います。そんな強くてあたらしい小説をぜひ読ませてください。
以上は、文學界新人賞原稿募集にあたっての募集者に対しての選考委員としてのメッセージ。角田光代が書いた。
 
 原稿用紙半分にも満たない短文だが、さすがは角田光代
 
 「鑑賞者にじかに触れ、内にとどまる絵というのは、奇抜なものでも…どうしても描きたい、…あたらしい絵をぜひ見せてください。」と、これは"小説"を「絵」に置き換えてもいいのである。
 映画でも、テレビドラマでもいい。新聞広告でもテレビコマーシャルでもいい。
【CM】日本生命 (youtube.com)正直、これには心を打たれた。
あたらしいコマーシャルだと思った。ドラマがある。
 
角田光代が選考委員だったのは10年くらい前の話。