超時空要塞キクロス

キクロスとは菊池市生涯学習センターのことです。友の会の会員が除名覚悟で書いております。

「おしん」のその後

お断りしておくが、小生がここに書くことは、廣島ではご存じの方も多いと思う。
青字の讀賣の記事は削除された。要は和田カツさんのことが書いてあった。

後年、おしんが「スーパーたのくら」を経営するようになるのだが、そのモデルとなったヤオハンマックスバリュ東海が後を引き継ぎ、実質消滅した。

現在、西日本で、「イズミ」「ゆめタウン」を運営する株式会社イズミがある。縁のないところにお住まいの方には、ユニーグループとほぼ同規模の総合スーパーだと思っていただきたい。山西泰明社長が実は‘おしん’こと和田カツの息子のひとりである。経営者一族に婿入りしたということになる。

イズミ:ジャスコ(食料品を中心とした総合スーパー

以下九州でのライバル的存在

ゆめタウンイオンモール(大きい駐車場と色々なテナントで集客するショッピングモール

ゆめマート:マックスバリュ(長時間営業

ミニストップのようなコンビニエンスストアはないが、イズミの経営形態はイオンに近い。

 

ここからは書籍の話。『イオンを創った女』(イオンの人事責任者の話)が出たかと思えば『ゆめタウンの男』(イズミの創業者、山西義政の半生記、現在の社長の義理の父)という書籍が続けざまに出た。この企画、昭和、あるいは平成初期であれば売れたと思う。紀伊国屋書店光の森店に山西会長の本がずらっと並べてあったけど、ゆめタウンのテナントだから義理があるんだろうか。令和に元号が替わった今日、経営者や経営感覚を身につけたい人間に学ぶべきノウハウがあるかは疑問。現在、苦境だから出版されたというのは、あまりにも意地のわるい考え方だろうか。

 

消費者として見た場合、正直、イズミの価格は高い。西友系の店舗やドラッグストアチェーン店のほうが安価だ。多少営業時間が長いのと、ポイントが貯まりやすいのとを除けば、買い物に行く理由は乏しい。賞味期限間近の値引き商品でもやっぱり高い。ニチリウグループ脱退というのも解せない。

10月には大どんでん返しがない限り、消費税は引き上げられる。流通業界にとっても痛手である。何かプラスアルファの要素を持つチェーン店が生き残ると思う。

・セコマ(未上場だが、これは上場を考えたほうがいい)

・コスモス(3349)

ミスターマックス(8203)

・バロー(9956)

この4社に注目している。

 

ニチリウグループ

くらしモアという共通ブランドをもつ流通グループ。

イズミの他、サンエー(沖縄)、ニシナ、リョービ(岡山)、コープ神戸、コープ札幌、平和堂(滋賀)、ヤマザワ(山形)などが加盟。優良企業多数。

以上、5年前に書いたものに少しだけ手を入れました。