光る君へ(27)~それは宋の言葉じゃない - 超時空要塞キクロス (hatenablog.com)
これに続いて今日28回目。受信料高い方のBSではもう放送済んだのかな?
紫式部の娘・賢子(百人一首の大弐三位)が、式部と道長の間に生まれた子って、そんなんあるかい!
ま、単なるフィクションと割り切った上で、古典文学や歴史の勉強に活かしたいという(かなり変な)方のために書いておく。
①字幕付きになるように操作してから見ましょう。「今なんつったっけ?」が減ります。
②これ何?と思ったら後で調べられるようにメモとペンを用意して見ましょう。
③各月第2週目のNHK短歌(Eテレ/朝6時)は俵万智が出演して、短歌その他を解説するのでこれも見ましょう。ファンミーティングは不要。
※絵は懐かしの灘本唯人。田辺本の表紙を多く手掛けた
出版不況の中ですが、田辺聖子の「むかし・あけぼの~小説枕草子」上下巻が角川文庫から出ていましたが、廃版になってもったいないと思っていたら、文春文庫から新たに出ました。
お薦めします。
田辺聖子説は清少納言は「実は子どもを産まなかったのではないか」説を唱えています。稚児を見るときに見た目の可愛さだけを書いており、「抱っこする度に重くなる」など、子を育てた母親の実感からはほど遠いと言うのです。多分当たっている気がします。子どもは最初の亭主である橘則光の連れ子で、則光が愛人に先立たれたためにやむなく清少納言が育てることになったという設定がこの小説でされています。
田辺聖子全集は泗水図書館にあったかな?まあ、借りるんじゃなくて、これは買ってください。そして血肉にしてください。
あ、文春文庫も廃版になったのかな?電子書籍では読めます。