超時空要塞キクロス

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「文脈脳」と「単語脳」


最近、「文脈脳」と「単語脳」という言葉があることを知った。

文章全体を(別に文章でなくてもいい、誰かが言っていることでも構わない)読んで、この人が言いたいことは何なのか考えることのできる人と、いちいち単語に反応して本質をつかむことをしない人がいる。

AIと競うことに意味はない | 人の心に灯をともす (ameblo.jp)

時々小生が読むブログだが、もしかしたら「堀江貴文って刑務所に入っていた人だよね」と、最後まで読まない人がいるかもしれない。いや、いるに違いない。結局、書いた人が何を言いたいのかを理解する前に、「ホリエモン?大嫌い」と拒絶してしまえば、せっかくのいい話を読み損なってしまう。好き嫌いは置いておいて、まずは最後まで読みなさいよ。

 

「いるに違いない」と書いた理由。

小生がとあるところで、「池上彰の書いた本はきちんと整理されていて面白い。中高大生が読むのにいいし、社会人がレポートをまとめたり、プレゼンテーションしたりする時の参考になるんじゃないか」と書くと、「あんなテレビタレントのことを持ち上げるなんて」と、コメントを何回かやりとりしていた人に絶交されたことがある。こっちはTVをほとんど見ないのでTVで池上さんが何を喋っているのか知らない。ジャーナリストとか作家という捉え方をこっちはしているのに。また、別のところで、例え話としてフルメタルジャケットという戦争映画の話を書いた。「訓練さえすれば、普通の人間が銃で人を撃つことに抵抗がなくなることを描いた恐ろしい映画だ」と。すると、これまた、あるおネエちゃんに書かれたことが「あなたは戦争を肯定するのですか」。戦争反対に決まっているじゃないの。反応がおかしい。

そういう経験をしたからである。

今思えば、彼らこそ単語脳で、小生の書いている文脈に反応しているのではなく、単語に反応しているだけなのだ。

大事なのは、最後まで(でなくてもいい、キリのいいところまででいい)読んだり聴いたりすること。誤字があるとか小さな間違いや、自分の好みに拘泥して本質を知ろうとしないことが問題ではないか。